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PENTAX K200D

初代一眼レフ DMC-FZ10

初めて一眼レフのデジカメを購入したのは何年前のことだったろうか。今も当時もカメラのことなどまったく分からず、一眼カッコイイということで購入したのが、 Panasonic の DMC-FZ10 である。

このカメラは一眼レフにしては小さくて持ち運びが容易だった。その代わり、レンズ交換ができず、似たような構図でしか撮れないのだった。私にとっては最初の一眼レフということで、比較対象が存在しない以上不都合を感じるはずもないのだが、私の撮った写真を他の人のと比較すると、おや、と首をかしげてしまう。華が感じられないのである。そこは知識不足の悲しさ、腕のせいなんだろうと諦めていた。レンズのせいなんだと分かったのは最近のことである。

標準レンズ

操作に慣れてくると、そのうちに変わった写真を撮りたくなってくる。よくあるのが、人物にピントがあっていて、背景がぼけている写真とか。
カメラのことなど何一つ分からないが、経験上、 F 値を低くして取れば、そのような写真が撮れることは分かっていた。逆に F 値を高くすれば広範囲にピントが合って(見えて)、背景までキチンと写せるようになる。前者 ( F 値を小さく。F2.8 など ) は、絞りを解放するといい、後者 ( F 値を大きく。F22 など ) を、絞りを絞るという、らしい。

絞りを開放する方法以外では、望遠にして、被写体にピントをあわせても背景はぼける。しかし、被写体がアップになってしまい、背景までは入りづらくなる。

配置も大切だ。被写体と背景の距離が遠いほど、良くぼける。

ところがこのカメラでは、 F 2.8 にしても構図を工夫しても、極端に背景をぼかした写真を撮ることができないのである。これが DMC-FZ10 のレンズの限界なのだろう。

広角レンズ

DMC-FZ10 で広い範囲の風景写真を撮ろうと思ったら、どこまでも後ろに下がっていくしかない。ようやく撮影ポイントを見つけて撮ってみれば、風景がやけに遠く感じられる。臨場感がない。拡大しようと望遠にすれば、全体が写らないジレンマ。広角レンズがあれば、広範囲を 1 枚に収めることができるのに。

マクロレンズ

また、花や小物などを取ろうと思っても、接写できる範囲は決まっていて、近づきすぎるとピントが合わなくなってしまう。

酷使

表現の幅の狭いカメラとは言え、カメラはそれしかない。釣り・旅行・スノボにはたいてい携帯して行った。特にスノーボードでは酷使した。ヒップバッグの中にそのまま入れ、転ぶ程度はほんのジャブである。時にはジャンプ台に進入して転んで衝撃を与えたものだから、外観はボロボロ、古参兵の風格が漂ってきた。

そのためか、最近になって、レンズの中にゴミが入ってしまった。直径 1mm くらいの結構大きなゴミだ。写真に写り込むか写りこまないかと言うギリギリの位置についている。これを取ろうとして、カメラを振ってみたり、マッサージ機で細かい振動を与えたりしてみたが、フロントガラスにへばりついた虫の様に、意外にしつこい。
カメラをマッサージしているところを見られたら、正気を疑われかねないのだが・・・ 30 分ほど続けてみても取れなかった。たぶん、静電気でレンズにへばりついているため、どんな振動を与えても取れない。これを除去するには、外科的手法が必要だ。

軽い気持ちでカメラを分解してはみたものの、レンズの部分までは分解できず、断念。よく考えたら、精密機械ゆえに室内で分解するわけにはいかない。

修理に出すにも金はかかる。その費用を考えたときに、新しいカメラを購入することを決意した。

二代目一眼レフ

2008 年 3 月下旬に、 Canon に新製品の一眼レフが出ると聞き、ならばこの時期、前機種は値下がるだろうと踏んで価格を調べると、案の定、安くなっている。狙うは EOS Kiss X というカメラだった。

ヨドバシで、売り場の近くにいた店員に話しかけたら、何故か PENTAX K200D のレンズキットを購入する羽目になった。

おかげさまで予算オーバー

Updated: 2012/6/5 火曜日 — 15:58:53

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