衝動買い
小さめのノートパソコンが欲しくて、カタログを調べていた。条件は
- 軽い
- 小さい
- 安い
であり、性能に関してはさほど重視していないかった。どうせ無線 LAN でネットをするか、地図ソフトを入れてドライブに持っていくか、文章を書く程度にしか使用しないためである。
モバイル (ノート含む) は各社しのぎを削っているだけあって、種類が豊富である。かつて、 NEC のモバイルギアの大ファンだった私は、同メーカーの VersaPro UltraLite が欲しかったのだ。しかし、ネックになるのは金額である。
14 インチや 15 インチより、 12.1 インチの方が高くなる傾向にある。というか、明らかに高い。キャンプ用品でも小さくて軽いのは高いのである。たいていその値段は倍くらい違っている。量より質なんだなぁ。
中古品や通販で 12 万以下のものを探そうとしたら、かなり候補は絞られてくる。最終的に以下の候補に絞り込んだ。
安いモバイル
メーカー | 商品名 | 液晶サイズ | 値段 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Asus | Eee PC | 7 インチ | 5 万円弱 | 安い。改造マンセー。 |
工人舎 | 色々 | 7 インチ | 7 ~ 15 万 | 高いだけあってカッコイイ。ワンセグいらね。 |
Lenovo (IBM) | ThinkPad X60s/X61s | 12.1 インチ | 15 万~ | 軽い |
Panasonic | Let’s note W シリーズ | 12.1 | 15 万~ | 丈夫 |
SONY | VAIO VGN-UX70/UX71/UX72 | 4.5 インチ | 10 万~ | 小さい |
第一候補は Eee PC だった。 HDD は使われていなくて、 4GB (2008/02 時点の標準的な Eee PC) のフラッシュメモリが搭載されている。その安さのためか、海外では改造上等な大人のおもちゃと化し、増設 SDHC スロットに 16GB の USB メモリを搭載して 20GB にしたり、タッチスクリーン化したりと、やりたい放題されている。すげーな。
遊び心をくすぐってくれる機体だが、さらに調べていくうちに、 7 インチと同じ機体に 8 インチの液晶が搭載されたデモ機を発見。近いうちに発売されるんじゃないかと考えた。サイズが同じなら断然 8 インチの方がいいわけで、 Eee PC の購入は延期となった。
工人舎はかなり前から欲しかった。しかし、高いのである。値引きもほとんど期待できない。というわけで保留。
次は ThinkPad X60s である。比較サイトを見たら 10 万で売っているニッシンパルというところを発見、早速サイトを訪問したものの、売り切れていた。タッチの差だったのか、釣られたか。くやしすぎる。
Let’s note はどこを見ても高いし、 VAIO は小さすぎると使いづらいと思ってやめた。実は ZAURUS SL-C860 を使っている。 長時間文字入力をしていると疲れてくるので、あまりに小さいのも考え物である。 7 インチが最低ラインだ。
7 インチの工人舎か、画面の大きい ThinkPad の X60s もしくは X61s か。おおよその方向性が決まってきた。それにしても X60s の 10 万円代というのは破格である。諦めきれずに比較サイトを探していたら、ウィンクデジタルというところにたどり着いた。それなりに安いのだが、購入を決めるほどではない。ふと、メニューに新古品のコーナーを発見。試しに覗いてみると、 FMV-C8240 が 7 万円弱で売られている。
本体は新品らしい。他の店とも比較してみたが、 10 万程度はしている。 3 万も安いのか、と思ってしまったら最後、ふらふらとカートに登録、購入の流れになっていた。
前提条件からして間違っていた。条件は「安さ」だけだった。考えてみたら貧乏人にそれ以外の選択肢があるわけがない。液晶は 15 インチだし、重量も 3 Kg 弱もあるが、気にすまい。
届いてみたら、メモリが 256MB しかなく、アプリを 3 つ立ち上げるともう重い。ぎゃふん。
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