Eee PC 1000H カスタマイズ計画 Part.1
先日血迷って購入した Eee PC 1000H が届いた。タッチパッドがざらついていることと、クリック感が硬いことを除けば、何気に使い勝手が良い。
キーピッチは 17mm と、普通のノートPC に比べると若干狭い。慣れないと打ちづらい印象があるが、ひょいと上に指を伸ばすと簡単にファンクションキーに届く。会社で使っているノート HP Compaq 6710b だと、ファンクションキーまでが遠いので、いちいち目で確認する必要があるのだが、 Eee PC だと場所を覚えてしまえれば、本能的にブラインドタッチできそうだ。
タッチパッドのクリックは、タップする場合が多いのでさほど使わなさそうだが、クリックしたまま移動させる等という動作のときは、使わざるを得ない。となると、暇を見て改造するか。分解して、クリック部分に薄いシートを貼り付けてクリックボタンのキーストローク?を浅くすればいいかな。タッチパッドは保護シートを貼りつける予定でいる。液晶シートともども買ってこよう。
1024 * 600 という解像度は、私にとって、十分な広さを持つと言える。アプリケーションは最大にしない癖のある私だが、 Eee PC 1000H は横幅が広いので、アプリを 900 * 500 位の大きさにして使えば、隙間から別のアプリにアクセスできて便利である。
90度回転
ただ、場合によっては縦が欲しいときもある。たとえば縦長の画像を縮小しないで画面いっぱいに見たい場合や、縦書きのテキストを読みたい場合等がそうだ。
これは単純な方法で解決できる。 Eee PC に標準で入っているグラフィックドライバに、画面を回転させる機能があるのだ。ホットキーも設定されていて、 ALT + CTRL + ← (カーソルキー) で左に 90度回転する。 ALT + CTRL + ↑ (カーソルキー) で元に戻る。
これで縦長の解像度を得られたのと同等になるのだが、タッチパッドの向きはデフォルトのままなのだ。
上の図を見てもらうと分かる通り、 Eee PC の左側が上に相当するので、
- デスクトップの上側に動かしたい場合、向かって右にタッチパッドを動かす
- デスクトップの右側に動かしたい場合、向かって下にタッチパッドを動かす
- デスクトップの下側に動かしたい場合、向かって左にタッチパッドを動かす
- デスクトップの左側に動かしたい場合、向かって上にタッチパッドを動かす
必要がある。※1
本能的に動かすと、上に行こうとすると左へ、下に行こうとすると右へ行くことになる。実際に ALT + CTRL + ← (カーソルキー) を押して見て、画面が変わった人は試してみて欲しい。この気持ち、分かってもらえるだろう。脳にすごく良さそうだが、スムーズに操作を行えないため、精神にはよろしくない。いちいち考えながらマウスを動かさなければならないので、操作に時間もかかる。脳内に新しい回路を作りたい人でもない限り、この事態は歓迎しないはずだ。
というわけで、タッチパッドの向きを回転させられるツールを探すことにした。
MouseRotate Ver0.30
kim♪さんが作った MouseRotate Ver0.30 というツールを発見。実行すると、タスクトレイにマウスのアイコンが常駐する。右クリックでメニューが出るのだが、今の段階で(左)クリックしてはいけない。
クリックすると、マウスのアイコンが右に 90度回転するはずだ。つまり、マウス操作が右に 90度回転してしまう。
具体的には、
- 上に動かすと右へ
- 右に動かすと下へ
- 下に動かすと左へ
- 左に動かすと上へ
と動いてしまう。
この状態は※1と同じであることに気づいただろうか。そうなのだ。 MouseRotate Ver0.30 でマウスの向きを右に回転させた後、 ALT + CTRL + ← (カーソルキー) で画面を左に 90回転させると、タッチパッドの操作が直感と一致するようになる。
これで縦長の画面が得られる。
いい時代になったなぁ。
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