Bloody Mary - blog

Bloody Mary 別館

フルサイズのカメラでびゅー

Nikon D610 + Nikon 58mm F1.4

カメラ購入について考察で、撮影シーンとコストパフォーマンス、機材の性能や使い勝手について熟考を重ねた上で、おもむろに Nikon D610 を購入した。

あれから 8 ヶ月。当初の目的の風景、特に夜景や星の撮影はあまりしてなくて、主に娘の写真を撮っている。人物撮りに興味はないが、撮れ撮れ言われるのでやむなく(汗

ともあれ、撮りに行く回数は少ないがそれなりに活用しているはずだ。

今回は撮影前にやるべきセッティングをまとめてみた。

ちなみに、完全自己流なので信用しない方がいい。例によって備忘録。

Nikon D610 の使い勝手

事前に触ってから買っただけあって、 PENTAX から Nikon に転向しても操作でもたつくことはさほどない。一応は直感的に操作できている。

良く使う機能はユーザーセッティングに登録できるので便利だ。ピクチャーコントロール(風景、人物、ニュートラル等)、ホワイトバランス(色温度)、アクティブDライティング(明暗差をコントロール)、ヴィネットコントロール(周辺光量落ちの調整) などを登録しておけば、撮影前に決まった手順を踏むことでシーンに適した設定が得られる。

撮影前の作法
  1. ピクチャーコントロールで撮影シーンを選択。だいたい風景かポートレートを選ぶ。
  2. ホワイトバランスで色温度を決定。太陽光か、日中の部屋なら曇天とか。時間があれば、プレビュー画面を見ながら、色温度を変えてセッティングを決めている。
  3. 明暗差がありそうな場所ならアクティブDライティングを標準以上に、それ以外は弱めで。
  4. 周辺光量落ちさせたくないならヴィネットコントロールを弱めで、それ以外は OFF で。だいたい OFF のままだ。
  5. 絞りの決定。F1.4/F2.8/F4.0/F8.0 など。解放か、少し絞った F1.8 くらいが多い。
  6. シャッタースピードの決定。絞りに合わせて調整。 58 mm のレンズを使っているので、 1/60 以下が基本。 1/125 を基準にして露出を調整。
  7. ISO 感度の調整。設定した絞りと SS では暗かったり明るかったりしたときに調整する。

1, 2 は必須。風景を撮りたいのにピクチャーコントロールが「ポートレート」の設定になっていたら赤みが強くなってしまうし、晴天なのにホワイトバランスが「蛍光灯」になっていたら色合いがおかしくなる。

3, 4 は通常は固定でいい。

アクティブDライティングは写真の明暗差を軽減させ、白飛び、黒つぶれを調整してくれる機能だ。太陽が出ている風景は強め、星は OFF など、状況に適した (と思い込んでいる) 設定を直感で選択するわけだが、通常は弱めでいいだろう。

ヴィネットコントロールは周辺光量落ちを軽減してくれる機能だが、通常は OFF にしている。何らかの意図があって、周辺光量落ちをさせたくないと思ったら弱めに設定する。

5, 6 も必須。

絞り解放 F1.4 あたりから F4.0 位までの間で調整。それに伴いシャッタースピードを 1/125 から調整。暗い環境で撮る場合は 1/60 まで上げていく。 1/30 が手持ちの限界だと思うので、それ以上になりそうな場合は止む無く ISO 感度を 400 まで上げて調整する。

逆に明るい環境で撮影する場合、ISO を LO 0.3 (ISO80相当) くらいまで落とすことも、なくはない。硬い仕上がりになるが。

ちなみに、風景と星を映す星野写真の場合、星がメインなので赤道儀を使いたくなるが、そうすると風景が流れてしまう。三脚に固定して長時間露出すると星の方が流れる。従って、三脚に固定した上で 15 秒、長くて 30 秒くらいのシャッタースピードで撮る必要が出てくる。

というわけで星野撮りの場合 ISO 感度は 800 や 1600、下手したら 3200 くらいまで上げる。これが星空だけなら赤道儀を使っていくらでも長時間露光していられるので、 ISO 感度は 400 とか 200 でやってもいいと思う。

長くなったが、撮影前の手順はピクチャーコントロール、ホワイトバランス、絞り、シャッタースピードが最低限の設定になる。

とっさの状況ではそんな悠長なことをしていられないので、すべてをオートにした設定を「ユーザセッティング1」に登録しておけば、絞りとシャッタースピードで露出をアワセるだけで撮影できる。シーンモードなにそれ美味しいの?

項目
ピクチャーコントロール スタンダード
ホワイトバランス オート
アクティブDライティング 弱め
ヴィネットコントロール OFF
絞り F1.4
シャッタースピード 1/125
ISO 100
測光 マルチパターン測光

設定はこんなものだが、他にもフレームの構図を決めるために近づいたり遠ざかったり、水平と垂直を出すために水準器を見ながら四苦八苦したり、そもそも写真センスをください。

昼の撮影

夜の撮影

Updated: 2015/2/4 水曜日 — 0:09:50

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Bloody Mary - blog © 2008 - 2021