バックカメラの配線引き込み記録
スイフトの後方視界が悪いという名目で、家計でバックカメラを取り付けられることになった。ラッキー。
車に合ったカメラシステム構築
モニタ選び
のっけから何だが、バックカメラのことはひとまず置いておいて、スイフトに取り付けるモニタを選んでおきたい。
画面の見やすさはもとより、モニタを設置する場所によっては安全性を損なう恐れがあるため、配置場所にも気を使わなければならない。
オーソドックスなのは、オーディオが入っている 2DIN パネルに取り着けることだ。しかしこの部分にはすでに 1DIN のカーオーディオが入っている。また、将来カーナビを取り付けられるよう空けておきたい。資金に余裕がないから当分の間は無理だろうが。
次に考えられるのはダッシュボードの上に取り付けるタイプだ。ただし、この部分は前方視界が悪くなるので、あまり大きなモニタ ( 高さのあるもの ) は取り付けたくない。
視界を妨げないということであれば、バックミラー型やサンバイザー型モニタもある。ただし、モニタ確認時に視点の移動が発生するので、選択肢には入りづらい。人間の眼球は上下の視点移動に弱く、どうしてもワンテンポ遅れてしまうのだ。
こうして、消去法でオンダッシュモニタを購入することにした。
オンダッシュと言っても色々なサイズがあり、小さめの 4.3 インチから大きいところだと 10.1 インチ。横長だと 7 インチから 12.2 インチまである。
前方視界のことを考えるならワイド一択だろう。
目を惹いたのが 12.2 インチの横長モニターだった。入力端子が 2 つあって、左右の画面に分割表示できる。さらに、取り付けの高さも変えられる。視界を遮らないように一番下まで下げて設置するのが良さそうだ。時計と燃費計は見えなくなってしまうが。
カメラ取り付けを考える
スイフトの後方視界の悪さには定評があるが、 2 年も乗っていれば運転が下手な私もそれなりにバックで車庫入れできるようになっている。バックのコツは左右のミラーを見ることで、この時、バックミラーはほとんど役に立っていない。というわけで、後方部分へのバックカメラ取り付けは必至となる。
モニターの入力系統がもう 1 個余っているので、他にもつけたい。となると、私が最も苦手とするフロント左側だろうか。以前、左折する時に植木で左バンパーを擦っちゃったことがあるのだ。毎日毎日駐車場入り口の手前に路駐しやがって入れねえだろチクショウ。
よって左前部分、もしくは左サイドミラー下もありだ。左サイドミラーにカメラを仕込めれば、白線の上に立っている電柱を必要以上に大きく回避する癖もなくなるだろう。
車を運転し始めて 8 年くらいになるが、未だに車幅感覚が怪しいw
これは 18 歳の頃に初めてバイクの免許を取り、以降十何年もバイクしか運転して来なかったことが無関係ではなさそうだ。
車の免許を取得したのが 30 歳過ぎで、完全にバイク乗りの体質になってしまっている。体がセンターにないことに対し、常に違和感ありまくりなのである。
ちなみにお金がないから一発免許でw
もしくは、正面にフロントカメラを設置するという線もある。正面と言ってもナンバープレートの上ではなくて、ルーフキャリアにだ。
スイフトは積載量が少ないため、スーリーのルーフキャリアを載っけているのだが、普通の RV 車や DELICA 以上の高さになってしまっている。そのため屋内駐車場等で上部を擦ってしまう可能性があり、天井に対して戦々恐々とする日々。
例によってあーでもないこーでもないと悩んでいると、ふとしたきっかけでマルチカメラスプリッターの存在を知った。さすが Google 先生、 googleplex (巨大すぎる数値) を冠する社名は伊達じゃない。
マルチカメラスプリッター MCS293
マルチカメラスプリッターは 4 台までのカメラ映像を合成してモニタに出力するものだ。一つのモニタに、複数の映像をスプリット (分割) して表示することからその名がついているのだと思われる。
機能としては、
- 常時「後ろ」の映像を映しておいて、
- 左ウィンカーを出したら、「左、後ろ」の映像、
- 右ウインカーを出したら「後ろ、右」の映像、
- ハザードを出したら「左、右」の映像といったように、
ある程度、自由なカメラ映像を表示させることができるようだ。
商品ページ (MCS293)から取扱説明書をダウンロードして機能を推測しているから間違っているかもしれない。しかし 4 つまでの映像をまとめて表示させることができるのは事実。これは買うしかないだろ。
というわけで、カメラは 4 台取り付けることにした。車体に埋め込むことを考えて、小さめの埋め込み型を選択。撮像素子には CMOS やら CCD やらあるが、画質を重視するものではないからどうでもいい。一応比較したいので、フロント左・右用に CMOS を、ルーフキャリア前・後用に CCD を購入した。なお、金額は同じだ。
種類 | 金額 (だいたい) |
---|---|
バックカメラ × 4 | \3,000 × 4 |
マルチカメラスプリッター | \15,000 |
12.1 インチワイドモニタ | \14,000 |
合計 | \41,000 |
想定外のマルチカメラスプリッターの出費が痛い。 Google 先生、財布に厳し過ぎです。
車の死角と取り付けやすさの葛藤
グーグルパワーを使ってサイドミラーの取り付けを調べていくと、配線の取り回しに非常に難がありそうな気がしてきた。スイフトはサイドミラー内にも配線が来ているので、工夫すればスマートに取り付けられそうな印象なのだが、そうは問屋が卸さない。
ミラーからの配線はドア根本のダクトを通って車内側に引き込まれている。その部分がプラスチックのコネクタになっていて、配線引き込みを難しくしている。具体的には、バックカメラの線の太さ分、削るなり貫通させるなりしないと通すことができない。それ以外の方法だと、コネクタ脇から線を垂らして車内に引き込む形になって見栄えが良くない。私の技量では難しい引き込みはできないと思ったので、サイドミラー案は没になった。
1. フロントカメラ 2 台
しかたないので、フロント部分にツインカメラ風に取り付けることにした。
フロントツインカメラで曲がり角の左右確認。ルーフキャリアのフロントカメラで車高確認。同じくルーフキャリアのバックカメラで、俯瞰気味のバック映像を表示する。
ツインカメラはナンバープレートの下に取り付けたかったが、購入したカメラが 4 つとも埋め込み型の小さなバックカメラ ( 球形 ) であったため、どうやっても固定することができない。埋め込むしか手はないので、短絡的にフロントグリルの網目模様に埋め込むことにした。
バックカメラに付属してきた 18mm のホールソーをインパクトドライバに取り付けてガリガリ削る。恐るべきことに、ド素人が車体に穴を開けているわけだが、元から穴が開いているようなものだし、失敗しても目立たないだろうということで思い切り良くやった。
カメラは最大限左右を向く感じにして埋め込む。これで曲がり角の左右確認が楽になるはずだ。
フロントカメラから十数センチのところにエンジンが控えているため、熱ダメージが心配だが、走っていれば風を受けるから大丈夫だろうと自分を納得させて作業を進めていく。
車内への引き込みは、運転席側、足元にある大きめのグロメット (ゴムの丸いパッキン) を使う。車内からグロメットを押し込むとボンネット側に外れるので、ここから配線を引き込めると確信できた。
というわけで、ボンネット内にいったんすべての配線を集約することにした。
2. ルーフキャリアへの配線
ルーフキャリアには 2 台のカメラを取り付ける。ということは、 2 本の映像線と、最低でも 2 本の電線 (プラスとアース線) を引かなければならない。電線は 0.5sq のダブルコードにして、二股に分岐させる。
これらの線を、ボンネットからフロントガラス脇のゴム (手で着脱可能) の下に通して、天井まで伝わせるのだが、思った以上に線が太すぎてゴムが浮いてしまうことが分かった。
泣く泣く 2 本ずつ分けることにした。また余計な手間が……
運転席側と助手席側から線を引っ張っていく。
次に、 18 mm のホールソーでルーフキャリアの左右下部に穴を開けて、ダイシン (地元のホームセンター) に売っていた 18mm のグロメットをはめるとまさにジャストフィット。グロメットは薄いゴムの被膜になっているパッキンで、ゴム被膜に穴を開けて映像線やら電線を通せば水が浸入しない。
車の天井からルーフキャリアまで電線が見えているのはカッコ悪いので、コルゲートチューブ (細いプラ製のダクト) をルーフキャリアのベース部分に結束バンドで固定した。
※ 不慣れな配線取り回しで、作業量的にはここまでで半日かかっている(汗
3. ボンネットから車内への配線引き込み
ルーフキャリアから 2 セットの配線。フロント・ツインカメラから 2 セットの配線。計 4 セットの配線がボンネットに集約された。映像線が 4 本に、ルーフキャリアへのダブルコード、フロント・ツインカメラからの電線 2 本なので、束にするとけっこう太くなる。
これらをコルゲートチューブに通して、エンジン熱から保護する。
※ フロントカメラの 2 台はエンジン熱をもろに受ける位置に配置しているから今さら感がハンパではない。
コルゲートチューブを使うメリットは熱からの保護以外にもある。それは見栄えだ。パッと見、 DIY のケーブルとは分かり難くなった。防水? ボンネット内だしチューブなくたって平気だ。
最後に、車体にはまっているグロメットに穴を開けて上記のコルゲートチューブを車内に通し、すべての線を運転席の足元に引き込んだ。
外したグロメットをはめ込む時は、いったん車内側にグロメットを押し込んで、円周を合わせるカンジで押し出してやればピタリとはまるはず。
グロメットを壊してしまった場合、新品のグロメットを購入しなければならない上に、もともとの配線をボンネットのどこかからいったん外してグロメットを貫通させ、さらに配線を元通りにし、グロメットをはめ込み直さなければならない手間が発生する。想像するだけで腰が痛くなる作業なので、手荒に作業しない方が良い。
4. オンダッシュモニタ取り付けと配線
オンダッシュモニタの土台をダッシュボードにビス止めする。その後、モニタの下の面がダッシュボードに接するくらい低い位置に設定した。配線は運転席の窓側の隙間から無理やり通し、足元に垂らしておく。
5. 車両側での配線引き回しとアクセサリー電源への接続
※ バッテリーのアース (黒い線) を外した状態で作業すること。下手をするとヒューズボックスのヒューズが何本も跳んでしまう可能性が。そしてどれが跳んだか分からなくなるw
電線を分岐させる Y 型接続端子や、それの端子数を増やした W 型やらを用意してある。店で買ったら Y 型ひとつ 100 円程度はするところ、部屋の片隅でコツコツ作っていたので、かかったのは材料費だけなのでかなりお得。
しかし冷静に計算してみると、電工ペンチや工具類に 4 万円近くかかっているし、電線やギボシなどの電装系パーツに 5 千円くらいかかっているから、収支にしたら完全にマイナスなのではないだろうか。
プラスになったのは物欲くらいで……
いや待て、バックカメラの工賃は 1 台 あたり \15,000 くらいのはずだ。それが 4 台分だから \60,000 が浮いたと考えれば、工具を買ったことはそう悪いことではないはず……と思いたい。
関係ないが、フジ矢の「ミニテック ニッパ (バネ付) 125」が使いやすくて、使用頻度がやまだかつてないことになっている。完全に元は取った。
意外なことに、物欲で買った「ミニテック スマートロングノーズプライヤー 160」が便利過ぎた。ピンセットラジオペンチも使ってないことはないが、私の作業は、ほとんどのケースでスマートロングノーズプライヤーで対応できてしまう。ノーズの長さもちょうど良くてつかみやすいし、ギザがないので対象を傷つけないし、おすすめ。
前回あれだけ買ったペンチ類を厳選するとしたら、以下の 4 点で済んでしまう罠。
- ミニテック ニッパ (バネ付) 125
- ミニテック スマートロングノーズプライヤー 160
- ロングラジオペンチ 170
- ハイパワーペンチ (圧着機能付) 175
※ ロングラジオペンチはスマートロングノーズプライヤーよりも強い力で掴みたいときに使う。
※ ハイパワーペンチはさらに強い力で掴んだり、太い線を切断する際に使う。
アクセサリー電源は、 ETC を取り付けたときにヒューズボックスの RADIO から分岐させた線を再利用することにした。
ETC の端子が何故か平型端子で接続されていたので、規格を統一する意味でギボシに付け替えておく。ヒューズボックス側の線にメスのギボシをつけて、 ETC 側にオスのギボシをつける。
※ 世間一般の常識として、バッテリーのプラス側にメスをつけるようだ。カバーをかぶせてショートを防ぐ意味合いで。
ここでタコ足ギボシ配線登場。アクセサリー電源のメスギボシに、オス 1 → メス 4 のギボシを取り付けて電源を 4 つに増やしておく。
アース線はオーディオの根元、奥側のボルトから来ているようなので、 2.0 sq の太めの線をベースラインにした。先端はメスの端子になっている。それをタコ足で 4 つに増やす。
機器を接続していくと、電源の数が全く足りないことに気が付いた。
- ETC × 1 個
- カメラ × 4 個
- マルチカメラスプリッター × 1 個
- 12.1 インチオンダッシュモニタ × 1 個
7 個の端子 ( イルミ電源とアースを合わせると 14 組 ) が必要だ。いやいや、前もって計算しとけって。小学 1 年生でも分かるわ。
マルチカメラスプリッターには電圧可変出力線 (3 ~ 9V) と 12V 出力線がついているので、そこにカメラを取り付ければ、カメラ 4、マルチカメラスプリッタ 1、計 5 個の電源を 1 個に集約できる。
しかし、それぞれの電流許容量が 600mA までというのがネックになっている。購入したカメラは 12V で動作するので、当然 12V 出力線に接続する必要がある。そして CCD のカメラ 1 台が 300mA らしいのでおそらく 4 台はつけられない。
CCD カメラを 2 台だけ取り付けてもいいのだが、統一感を出すために 4 又分岐のギボシを作成してアクセサリー電源に直接取り付けることにした。
結果、タコ足だらけになって非常に見苦しい。プラスもタコ足、アースもタコ足。バックカメラの映像線は長すぎてとぐろを巻いているし、それらを結束バンドでまとめてもボリューミーで、どう見てもうざったい。まあ、オーディオの下の部分に線を隠すから、見栄えには影響ないといえば言えるのだが、そのうち何とかしたい。
※ 4 又のギボシが W 型なのが良くない。 Y 型のように、 1 本の線から分岐しているならまだしも、クリスマスツリーの LED のようにつる状に分岐しているから、まとめるのに収拾がつかなくなってしまった。
5. マルチカメラスプリッターへの配線
一通り電源関係の配線は終わったわけだが、最後にとても面倒な配線が残っている。それはマルチカメラスプリッターへのウィンカー線、バックランプ線の接続だ。
ディーラーでスイフトの配線を教えてもらったところ、ヒューズボックス奥にある BCM とかいうところに集約されているらしい。プリントしてもらった配線図を見ても良くわからない。ヒューズボックスの取り外しも危険そうな雰囲気を漂わせている。
もっと簡単なやり方はないものかと Google 先生に質問したところ、運転席と助手席に線が来ているらしい。
種類 | 場所 | 線の色 |
---|---|---|
バックランプ線 | 運転席側のサイドステップパネル下 | 赤色に銀の線 |
右ウィンカー線 | 運転席側のサイドステップパネル下 | 赤と青のストライプ |
左ウィンカー線 | 助手席側のサイドステップパネル下 | 赤と青のストライプ (右ウィンカー線とは配色が逆?) |
サイドステップパネルを外してみると、かなりごちゃごちゃした配線が黒いビニールテープでひとまとめにされている。
テープをはがして、線を探すことは可能なのだが、もっと簡単にやる方法はないのだろうか?
やってみた。
エーモンの ON-OFF-ON の【1215】トグルスイッチを購入した。これは上、真ん中、下のトグルスイッチで、上と下が ON、真ん中にすれば OFF になるというもの。
トグルスイッチの裏側には上から順に A、B、C の 3 つの平型端子がある。
通常の使い方では、 アクセサリー電源から引いた線を B 端子に取り付け、 A 端子に a の電装、 C 端子に c の電装を付ける。
- スイッチを下にすれば a の電装が ON になり (感覚的には c が ON になりそうなものだが)、
- スイッチを上にすれば c の電装が ON になり、
- 真ん中にすればどちらも OFF になる。
ここで一工夫する。 B 端子にアクセサリー電源からの線をつけるのは通常通り。 C 端子を二股に分岐させてマルチカメラスプリッターの左右のウィンカー線につなげる。さらに A 端子はバックランプ線につなげる。
ということは、
- スイッチを上にすればハザード連動の映像が表示され、
- スイッチを真ん中にすれば強制表示モードの映像が表示され、
- スイッチを下にすればリバース連動の映像が表示される。
実際にやってみるとその通りになったので、後はトグルスイッチを穴あけ加工したオプションスイッチホールに取り付けたり、配線をコルゲートチューブで保護したり、結束バンドでまとめたりしてオーディオ下に隠し、ひとまず配線関係の作業は終了した。
6. マルチカメラスプリッターへの設定
マニュアルに従って初期設定を済ませた。 SW 番号 F の設定にした。
ここでマルチカメラスプリッター MCS293 の動作について簡単に説明してみる。
- デフォルトの動作だと、ウィンカーもバックもしてないときは、何も映像を映さない。ウィンカーやハザード、バックした時に映像を映す。
- コントロールスイッチを押すと、ワンタッチ映像モードになるが、 20 秒で消えてしまう。表示するカメラ映像は、いくつかのパターンから選択できる。
- 日常的にバック映像とかを流したいなら、コントロールスイッチを長押しして強制表示モードにする。表示するカメラ映像は、いくつかのパターンから選択できる。
- 右ウィンカーの時は右の映像、左ウィンカーの時は左映像が表示される(ウィンカー連動)。パターン選択不可。
- ハザードを出せばハザード連動の映像が出る。表示するカメラ映像は、いくつかのパターンから選択できる。
- 何かの機能中にウィンカーやバックを出すことで映像が合成される(スプリット機能)。例えばハザード連動で「左、右」の映像が表示されているときにバックギアに入れると「後ろ」の映像が合成される。
例.
左 右
——–
後ろ
※ 強制表示モード中は、スプリット機能が動作しないようだ。たぶん。
色々試したが、以下のような感じにした。
トグルスイッチ | 表示モード | 映像 |
---|---|---|
上 | ハザード連動 | 左、右 |
真ん中 | 強制表示モード | 左、前 |
下 | リバース連動 | 後ろ、右 |
ウィンカー線につなげていないので、画面は自動で切り替わらない。ということは、トグルスイッチを操作して、すべて手動で選択しなければならない。
しかしメリットもある。上記の 3 パターンの映像を自由に、そして瞬時に選らんで表示させることができるのだ。むしろ手動で切り替えられる方が嬉しい。
7. カメラの調整
付属の小さな六角レンチで、カメラの向きを固定できる。レンチを締めこむときに微妙にずれたり回転したりするので調整が至難の業。
後は、静止している映像だと水平が取りづらかったりするので、実際に走りながら違和感がない程度に調整した。
映像では天井に擦ってそうなくらいに感じるが、空間にはまだまだ余裕があるようだ。
左右の映像は使いどころが難しい。慣れれば、ギリギリまで白線を攻めることができるかもしれない。
後方の映像はかなり便利。
正面と後方のモニタは CCD を使ったタイプ。上下の視野角が広い分、前後の車との距離感が遠く感じる。これも慣れか。
ときおり映像に縞模様が流れる不思議。電源を入れ直すと直る。電力不足なのだろうか。カメラ電源だけ別に、ヒューズ端子から取り出してみようかな。
作業時間は 24 時間ほど。すごすぎるw 内訳は、配線するのと、配線を車内に引き込むのと、それらの配線をまとめるのに時間がかかっている。凝れば凝るほど時間がかかる罠。