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泉ヶ岳冬キャン-登山風味 前夜

やあ、久しぶり。ちょっくら遭難してくるよ。

前回の初冬キャンで冬山の寒さをちょっとだけ体験することができたので、今度は泉ヶ岳近隣の山で一夜を明かそうと思い、雪上を歩くためのスノーシューを購入した。これで逝ける。

U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプについての考察

前回の教訓として、マットが悪いとシュラフの性能に関係なく寒いことが分かっている。地面からの冷え込み対策が何より重要。

所持しているマットだとエア漏れして話にならないので、新しいマットを購入した。 mont-bell U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプである。「ノーマル」より「キャンプ」の方が収納サイズが大きいが、ちょっとくらいなら関係ないと思っていた時期が、私にもありました。

U.L. コンフォートシステムパッド 180 の厚さは 2.5cm 。一方でキャンプは 3.8cm もあり、下からの冷え込みには有効と思われる。しかも、重量は 100g 程度しか違わない。ならばキャンプを選ぶしかないじゃないか。

しかし、現物を目にしたときにちょっと後悔した。ノーマルとキャンプの収納サイズは、ノーマルが φ(直径)12 * 25cm に対し、キャンプが φ12 * 50cm とかなり長い。おいちゃんのザックに入らないよ…

ザックは 2 気室なので、内部のチャックを開放して 1 気室にして、マットを縦にすれば何とか入るか。でも荷物が取り出しづらくなる。エアコンタクトは表面下部とザックの上部に大きな取出し口がついているから、下の 1 気室にテント入れておくと、すぐに取り出せて幕営しやすくて便利なのだ。

そしてコンフォートシステムパッドについている、枕を逃がさないためのストラップだ。実際に使ってみて理解したが、マットの上 ( 重力に対して ) に枕を置いても、枕は逃げていく。マットの水平方向、頭側に枕をくくりつけたときに始めて、ストラップは意味を成す。ということは、マット + 枕の長さは 200cm 程にもなり、 170cm ちょいの私には 30cm も無駄になる。テントの長辺がそれくらいなので、置けないことはないが、インナーテントの立ち上がりが顔にぴたっとついてしまって鬱陶しくなる。

枕は持っていかないにしても、着替え等を枕代わりにストラップにくくりつけることを考えたら、私は 150cm キャンプで十分なのである。ちなみに 150 キャンプの収納サイズは φ13 * 25cm である。これなら普通にザックに入る。

明らかに考えが足りない衝動買いだが、悔しいので何とか工夫してみよう思う。

商品 サイズ 収納サイズ 重量
U.L. コンフォートシステムパッド 180 長さ180 * 幅50 * 厚さ2.5cm φ12 * 25cm 575g
U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプ 長さ180 * 幅50 * 厚さ3.8cm φ12 * 50cm 680g
U.L. コンフォートシステムパッド 150 キャンプ 長さ150 * 幅50 * 厚さ3.8cm φ13 * 25cm 580g

180 キャンプと 150 キャンプの収納サイズに注目すると、長さはちょうど半分である。使用サイズが幅 50cm だから、 150 キャンプは、半分に折りたたんでから巻いて収納していることになる。

ということは、 180 キャンプも半分に折ってから巻いていけば良いのである。何だ、簡単じゃないか。 150 キャンプは、折りたたんでも良いように補強されてるんじゃないかとか、細かいことを考えてはいけない。

さて、 180 キャンプを半分に折って巻いていくものの、微妙にずれて巻かれてしまって収納しづらい ( 収納径が大きくなるので付属のスタッフバッグは使えない点に注意 ) 。また、エア漏れマットで恐ろしい寒さを体験した身としては、あまり変な巻きグセをつけて、折り目になったところから、微小な空気が漏れ出すようになるのは困る。

であればだ。ゆるく巻いた状態で 10L 程のスタッフバッグに詰め込んでみた。マットはスタッフバッグいっぱいに広がって、中心がぽっかりと空くことになる。収納径は広がるが、長さは 25cm と半分だ。空いた空間に着替えでも詰めておけば収納上手だし、マットにも巻きグセはつかないし、一石二鳥である。ほら、何とかなった。

※ 身長が高くない人は、最初から 150 キャンプを買うといいと思うよ。

スーパーストレッチダウンハガーについての考察

ちょっといいシュラフ mont-bell のスーパーストレッチダウンハガー #0 (\34,800)を買うつもりが、何をトチ狂ったか、最高級ともいえる U.L. スーパーストレッチダウンハガー #0 (\47,800) を買ってしまった。

あれ、来月ニセコ行く旅費足りなくね?

いくら登山で、軽くて小さい道具が好まれると言ったって、性能を重視すれば重くなるし、大きくなる。これは絶対だ。

ザックの収納にゆとりがあるなら、ちょっとくらい重くったっていい、 U.L. スーパーストレッチダウンハガー なんていらない、ただのスーパーストレッチダウンハガーでいいと思っていたのである。しかし買ったのは U.L. だ。それは単に安かったから。ノーマルが定価で売っていたのに対し、 U.L. がたまたま安売りしていて、ノーマルの値段に +\5,000 程度出せば買えてしまったためである。それでも 4 万弱したが。ヤベー。

というわけで、以下の装備で逝くことにした。

製品 重量 備考
ガス機器
UNIFLAME バーナーパッド S 49g バーナーの炎を拡散させる。テント内必須
ZIPPO ZI-999 WPS 307g ガスバーナー。ケース込み
Snowpeak ギガパワーガス 250 ISO 350g 缶の重さ 132g。ガスの重さ 220g。ガスはブタンガスを詰め替えている。φ11*9cmくらい?
クッカー
Snowpeak ワッパーカップ 39g シェラカップ
Snowpeak チタンパーソナルクッカーセット? 306g クッカー。公表だと330gなんだが。メッシュ込み
カトラリー
UNIFLAME トレイル レードルTi? 33g おたま。公表25g
UNIFLAME トレイル スプーン&フォーク セットTi 53g スプーン&フォーク。公表48g。カバー込み。
ノーブランド 二つ折り箸 24g
CAPTAIN STAG 折込みフルーツナイフ? 36g ナイフ
100均 杓文字 10g しゃもじ
ノーブランド OD缶詰め替え器 7g カセットボンベから詰め替える器具
MSR ハンドラー 55g クッカーをがっちりつかむ器具。カバー込み
100均 スタッフバッグ 7g 全部まとめるバッグ
テント
Wild-1 TREK DOME2 2200g テント。ドカシーあり。ペグ不要。自在とロープ必要。
MPI オールウェザーブランケット 358g テントに敷き詰める防水アルミシート
テーブル
CAPTAIN STAG アルミロールテーブル(コンパクト) 773g テーブル。袋込み
シュラフ
mont-bell U.L.スーパーストレッチダウンハガー #0 1300g シュラフ。重さはメーカー公表値
マット
mont-bell U.L.コンフォートシステムパッド 180 キャンプ 680g マット。公表値。収納時の長さが 50cm もあるので、半分に折って収納することに。
着替え 800g 重さ適当。替えのパンツと靴下と吸汗・速乾 T シャツ。
電子機器
Black Diamond オービット 132g ランタン。電池込み。ガスランタンの半分以下。
GENTOS HEADWARS HW733H 236g ヘッドライト。電池・カバー込み。
生活用品
救急セット 250g 重さ適当。頭痛薬とか包帯とかハサミとか色々入ってる。
歯ブラシ 77g もう少し軽量化したい。
mont-bell クイックドライ フェイスタオル 80g ただのタオルがやけに高い。
雑巾 32g 結露を拭いたり、ほぼ必須。
食料
2000g ペットボトル。2l
アーバンテック スーパーデリオス 58g 浄水器
食料品 2223g おにぎりとかカロリーメイトとかレーションとか森永チョコバー(40g)とかカップめんとか肉とか野菜とか調味料とか。それらを小分けにするタッパーも。
ザック
deuter エアコンタクト 65+10 2800g 公表値
合計 15198g  

これは単純にザックに収納した装備の重さであって、スノーシューやカメラなどの重さは考慮していない。

体重計で量ったら、いつもの体重から 25kg オーバーだ。これでスノボまで持ったら、ほとんど雪中行軍並みの重装備だ。

単独行のため、保険をかけておく。上司に、日曜の夜までに連絡がなければ遭難したと思ってくれと伝えてある。

数日中に記事が更新されてなければ、私は死んでると思うよ(ワラ

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