数ヶ月前のことだろうか、肺がんのメカニズムが発表されてしまい、煙草を吸いたいという気持ちがなくなった。煙草を吸わないでストレスを感じるより、吸って早死にした方がいいという意見には賛成できるが、私の場合、煙を吸い込むと、「ああ、今鉄分を取り囲むようにたんぱく質小体が作られている。これがだんだんとラジウムを吸着するようになるんだなぁ」とか考えてしまい、逆に不快になる。このような人間は、煙草をやめざるを得ない。
そして先月、ジントニック 1.5 杯でここ数年来のひどい二日酔いを経験し、酒も敬遠するようになった。酒もやめ、煙草もやめ、これではどんどん健康になってしまう。というわけで、カウベルのケーキバイキングに行ってみた。
料金は \2,000 だから、ケーキ 1 個 \350 として 6 個食べれば元が取れる計算。朝も昼も食べずに行ったので、 6 個ぐらい余裕さ、とか思っていたら、 2 個でもうお腹いっぱい。満腹というより、ケーキの糖度が多すぎて、「もう糖分はいらねーんだよボケ」と体が拒絶する。口までフォークを運ぶ手が、意図せず止まってしまう。肉体が精神の支配から逃れた事象を垣間見ることができた。その後幾ばくかの葛藤を経て、ウーロン茶とか飲みつつ、何とか 4 個までは食べた。隣のテーブル席の女性は 7 個食べたけどもう 1 個いこうかなぁとか、勇者乙。オレ負け組。
普通にケーキ買って食べてた方が良かった
後遺症として、しばらく甘いものが食べられない症状が現れる、ことがある。
12/4 Fri. PM – 名義変更
1 週間に 1 回乗るかどうか分からない哀車 MR-S のローンが終わったようだ。字は合っていると思う。
ローン会社から名義変更手続きをしてくれというので、面倒だと思いつつ、手続きをとることにしたのだが、これが思いのほか面倒だった。正確には、手続きをするための書類を用意するのが大変だった。
しかも今回は、車検証の住所と現住所が異なっていたため、新たに車庫証明を取得しなければならなかったのだが、これがうんざりするほど面倒である。何故なら、署に 2 回行く必要があるからだ。
駄菓子菓子、業者に頼んで手続き代行に 3 万も払うくらいなら自分でやる。というわけで、やってみた。
1. 車庫証明の申請
書類を提出しに警察署へ。会社からチャリで行ける距離なので、昼休みに行ってみた。時間オーバーしたらどうしよう。まあいっか。
国語辞書
まあいっか。まあいいか。
あらゆる問題を無理やり解決する便利な言葉。「それがどうした」の反対語。
「それがどうした」は対外的な言葉であり、「まあいっか」は内面に働きかける言葉である。物事を一言 (いちごん) で主観的に解決できるが、客観的に見た場合、問題が解決されているかどうか、疑わしいことがある。
前もって書類の様式をダウンロードしておく。アパートの駐車場を借りているので、大家のサインが入った保管場所使用承諾証明書が必要だ。駐車場見取り図と、 Google Maps 等から駐車場の位置も印刷しておく。
警察署では車検証見ながら申請用紙に正確に記入していく。手続きが終わった後に「型式が間違ってました~」とか判明すると、書類は無効になってしまうので注意。手続き中に気づけばいいが。なお、修正には認印が必要。あれ、実印だったか?
印紙代が \2,100 かかった。
2. 車庫証明の受け取り
やっぱり昼休みに行った。昼行くと昼食が食べられなくなるのが難点。
書類を受け取るだけかと思っていたら、またしても印紙代 \500 取られた。
関係ないが、いつも朝食は食べないところに、署に行って昼食が食べられず、必然的に夕食を多く食べたら具合が悪くなってしまい、腹八分目って真理とか思ってみたり。
3. 車両名義変更
全ての書類を用意するのに 2 週間くらいかかった気がする。しかも、ローン会社にも印鑑証明と住民票を送る必要があって、 \600 かかった。書留代 \510 とか細々と出費して鬱陶しい。
腑に落ちないものを感じながら、以下の書類を持って陸運局へ Go 。
- 自動車検査証 (車検証。 納税証明 は確かいらなかったような…)
- 印鑑証明書( 発行後3ヶ月以内のもの )
- 実印
- 住民票 ( 旧住所が分かるもの )
- 車庫証明
- ローン会社から送られてきた書類一式
※ 事前に電話して、必要書類を確認すること
陸運局の受付を見渡すと、用紙が置いていない。しょうがないので整理券を受け取って聞いてみることにした。順番が来て、書類は全部揃ってるんですが、受付用紙はどこですか、と聞くと、一番端っこの受付で売ってるとのこと。用紙売ってるのである。印紙を売るなら分かるが、申請用紙を売るってどうよ。まあ、数十円だからいいけど。
受付の人がすごく丁寧に教えてくれたのが印象深い。記入例のサンプルを出して、ここは鉛筆で、とか、ここはボールペンで、ここは不要ですとか言って、赤ペンで必要な部分に丸をつけたり、数字を書いてくれたりしたので助かった。というわけで、私でも手続きができた。
業腹なのが、ローン会社の名前が変わっていたので、印紙代を 2 倍請求されたことだが、 \500 だし、まあいっか…
1 時間くらいで終わったので、そのまま七ヶ浜へ向かってみた。
12/4 Fri. 15:30 – 松ヶ浜漁港?
この時期と言えばロックフィッシュである。ロックフィッシュはアイナメやソイなんかの根魚の総称である。
いつもなら仙台新港を選択するところだが、かの地は最近、拡張計画で埋め立てされており、そう遠くない将来に南防波堤も半分くらい消失するとのこと。荒れた海で釣りをするより、別のスポットを開拓しようと思っていたので、一番近い七ヶ浜に向かった。
とりあえず、家から近い距離から開拓していくことにした。北防波堤に渡るときにお世話になっている黒崎丸の乗り合い場所、松ヶ浜漁港に向かう。本当にその名前で合っているかは分からない。Google Maps だと、七ヶ浜の北部が表示されてしまうのだが、その漁港は七ヶ浜の南側にあるのである。
とにかく、仙台新港の東側に位置する、飛ヶ崎トンネルをくぐったところにある漁港である。そこを今後のホームにしてみようと思う。
左奥の駐車スペースに車を止め、テトラ左端を攻めてみることにした。
PRIMEGATE 5105TLFS をリュックから取り出し、仕掛けをセットする。仕掛けは根魚を狙うのでダウンショットリグで、三叉のサルカンを使った捨て糸式である。おもりが根がかったとしても、細いラインとおもりを失うだけで済む。それがいい。エサはお馴染みガルプのサンドワーム(赤) 4 インチである。
タックル – ジグ
タックル | 商品名 |
---|---|
ロッド | ダイワ PRIMEGATE (プライムゲート) 5105TLFS |
リール | シマノ 05′ バイオマスター 2500 |
ライン | フロロカーボン 2 号。 |
仕掛け | 捨て糸式ダウンショットリグ。ガルプサンドワーム 4 インチ RED |
12/4 は、15:36 が満潮のため、時合いはかなり良い。気温 8 ℃、北北東の風 2.5 m/s で、波は結構高い。左端はテトラの最上段まで波をかぶっている。危ないので、左端はやめて、少し右側で釣ることにした。なお、先のデータは気象庁にあった「塩釜」の情報なので、海岸部のデータとは異なると思われ。
第一投、振りかぶって投げた。向かい風で 4oz (オンス) のおもりは遠くまで飛ばない。普通に風速 5m/s 以上ある気がする。 5 号程度のナスおもり持ってくればよかった。今度から忘れまい。ちなみに、 5 号は 18.75g になるので、だいたい 10 ~ 11 オンスの重さである。
軽いおもりだと着底も感じづらい。だから勘で。ゆっくり糸を巻いていくと、ごつごつとした感触がある。下は石なのだろう。針なんか落としたら一発で根がかってしまいそうだ。間違ってもワームが着底しないように、糸ふけを取りつつ、しかしビミョウに海底すれすれまで上下に幅を持たせて誘ってみる。こうして誘ったり、止めてみたりしながら扇状の範囲を探っていく。
おもりを何個か失いつつ、 1 時間ほどやってみたが、さっぱり来ない。隣のおじさんもダメだなぁとか言いつつ撤収していた。私も風で体が冷えてきたので撤収した。
景色はいいけどやっぱり釣れない。しかし、捨て糸式は便利だ。