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2012 年の暑さ対策

ファンで暑さ対策

2012 年 6 月は、肌寒い日が多かった。夏間際の抜けるような青空に涼しさが重なると、「ああもう秋か」等ととち狂ったことを考えてしまいそうになるが、それは罠だ。ここ 2 年間の夏を振り返れば、 7 ~ 8 月が死ぬほど暑くなるのは分かりきっている。

近年のクールビズを推奨する風潮で、会社ではクーラーを止めて窓を開けるようになった。結果得られたものは、いくらかの涼しさと、雑音という名の環境音楽、さらには愛すべき虫達の不法侵入。

たまに、主張する青年たちのマフラーが壊れている車の爆音や、思想的に左に傾いた黒いバンが大音量で流す意味不明な曲に風物詩を感じながら、「これで 8 月は仕事になるのかな?」と心配する私がいる。

加えてここ数年来の酷暑だ。

「そうだ、暑さ対策をしよう」と思った。

会社は節電義務があって冷房をつけられない。私は暑いのが大の苦手。ではどうするか。

暑さの法則は以下が成り立つ。

体感温度(x) = 外気温(T) + 機器の廃熱(t1) + 体温の蓄熱(t2)

外気温はアマテラスに天岩戸に隠れてもらうよう祈願するしかない。

機器の廃熱に関しては、 PC が 1 ~ 2 台ならともかく、 100 台以上もある職場だと馬鹿にできない熱量となる。午前はいいが、午後は「低温サウナかよ」と突っ込みたくなるほど暑くなる。

体温の蓄熱もかなり深刻だ。ノートPC に置いた手が、 PC 廃熱の影響で熱くなる。さらに、自身の体温によって椅子が蓄積する熱がマズイ。特にクッション性のいい椅子ほど効果は覿面で、酔えば酔うほど強くなる酔拳のように、座れば座るほど太ももから尻にかけてが灼熱地獄だ。

会社は、窓を開けた上でサーキュレーターを回すことで空気が対流し、いくらかは暑さ対策になっているが、私の席は熱溜まりになりやすい場所らしく、他の場所よりも暑い。気の迷いではない。なぜなら、少し場所を移すと涼しくなるし、廊下に出ようものなら 5 ℃は涼しく感じる。

他の席も似たり寄ったりで、団扇片手に仕事するのは当然の帰結だ。しかし、キーボードを打つときは両手でタイピングしているために扇げない。するとどうなるかというと、本来業務は脇に追いやられ、団扇片手にネットサーフしているダメ人間を量産することになる。

デスクファン

流石にこれでは給料をカットされてしまうと思い、自腹を切って YAMAZEN の DESK FAN (YDS-J141) という卓上ファンを購入した。確か \2,000 くらいだった。

風量は 2 段階。暑い日なんかに、ハンカチを濡らしてファンを強で回していると、かなり涼が得られる。しかし、座面の蓄熱の問題は解決していない。午後まで座っていると、暑さで耐え難いほどで、これでは仕事にならないのである。

だいたい座面がメッシュの 1 枚布でもない限り、蒸れるに決まっているのだ。会社の椅子はなまじ金をかけているため、クッション性がいい。そのため、いくらメッシュ地にしようが熱を溜めてしまって、長時間座っていると頭がぼーっとしてくる。

一時期、小型ファンを床において、座面に向けて風を送っていたこともあったが、それでも蓄熱の暑さをどうにかすることはできなかった。根本的な対策が必要だった。

エアークールクッション

そこで目をつけたのが空調服 エアクールクッション ACC-140 だ。これは通気性の良いクッションに小型のファンで強制的に風を送り込むので、蒸れることがない。

自身に風が当たるわけではないので、直接的な涼しさはないのだが、実際に使ってみるとまったく熱が籠もらない。クッション性に関して言えば、及第点。座っていると違和感を感じるが、熱が籠もらないという性能を重視しているので、そこは我慢だ。

こちらのファンも風量は 2 段階。日常利用では弱で十分。強にすると風切音が大きくなる。会社で使う分には気にならないレベルではあるが、自宅だとうるさく感じるだろう。

というわけで職場の環境も整ってきたし、しばらく真面目に仕事をしよう。

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