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PENTAX K-01 購入

カメラ購入

PENTAX K-01 レンズキットを購入した。 6 万もした(私にとっては超大金)が、 K200D とは段違いの性能に驚き、かつ満足している。

まず AF(オートフォーカス) の速度が速く、きりっとした画が得られる。暗くたって迷わない。 K-01 から K200D に戻ったときに、 AF の遅さを実感した。何より嬉しいのがフォーカスアシストの機能だ。これは、風景の一部を拡大して、ピントがちゃんと合っているかどうかを確認するようにできる機能だ。ファインダーがなくても、ピンボケの可能性は激減するはずだ。

K-01 を手に入れたことにより、星の撮影がしたいという欲求が高まってきた。望遠レンズでの撮影は、星を追っかけて取らなければならず、敷居が高くなりそうなので、とりあえずは地表の風景を含んだ星野(せいや)写真を撮ることを考えた。テントを張って、星が同心円状の軌跡を描いている写真なんかを撮ってみたい。

なお、筆者は 30 秒程度の撮影で星が流れて写ることも知らなかったド素人であるが故に、グーグル先生に色々と教えていただいたことを、備忘録としてつらつら書き連ねていく。

K-01 試し撮り


何を撮るか

天体写真といってもピンきりで、ある程度、目的をはっきりさせる必要がある。

まず、超望遠はいらない。遠くの銀河や惑星の映像などは、ハッブル宇宙望遠鏡に任せておけばいい。やるとしてもある程度の望遠でいい。といいつつ、望遠の世界にはまったとき取る行動は予測がつく。 300mm 以上の望遠レンズは高いので、 BORG という望遠鏡タイプの望遠レンズを購入するだろう。安いに越したことはないと考える男だ。

ISO は低いほど綺麗な映像になるが、天体撮影では ISO6400 以降を使うと思われる。そうなるとノイズが乗って画像が荒くなる。私は、天体写真は加工上等、デジタル処理すりゃいいと考える性格なので、 8 枚か 16 枚を重ねてノイズを消すコンポジット処理をするだろう。荒れた画像が驚くほどシャープになるはずだ。また、 ISO を上げることによって、短時間で撮影できるために星が流れない。

星が流れるといえば赤道儀だ。最初の方で書いたが、長時間撮影を行なうことで星が流れて線となる。それはそれで面白い画が撮れるのだが、星をくっきりシャープに点で移そうとしたら、星の動きを追っかけて撮影する装置が必要だ。そこまで天体にはまれば、たぶん 10 万くらいなら出すだろうが、今はまだその時ではない。 PENTAX K-01 がアストロレーサーに対応したら、とりあえずそれを買って遊んでみるつもりだ。ちなみにアストロレーサーというのは、 PENTAX K-5 等のカメラが持つ手ぶれ補正機能 (Shake Reduction。通称 SR) を使って、星の日周運動を手ブレに見立てて画像処理する装置だ。 1.5 万円ほどで購入できる。ポータブルの GP2 赤道儀が 3 万円だから、とっつきやすいし、軽いし、設置もお手軽だ。

では何が必要だろう。

そう考えたときに、三脚が必要となる。ちょっとの風くらいじゃぶれない、脚の径が太くてゴツいやつが。車移動用と割り切っているので、重いほうがいい。当初 1 万円くらいあれば良いんじゃないかと思っていたらとんでもない。三脚のディープさを舐めていた。大型三脚はだいたい 4 万くらいからだ。

え? たかがアルミの金属パーツだよ? 缶ジュースに使われてる素材だよ? カーボンじゃないよ? それなのに、そんなにするの? なんつぅ剛毅な…… よほどすごい技術で作られてるんだろうが、マニアじゃないから分からないよ……

いやいや、若干条件が厳しかったかもしれない。脚の径 30 mm 以上で、耐過重 10kg 以上のものはお高いようだ。ならばと耐過重を 7kg まで落とし見つけ出したのは、脚径 32mm、耐過重 8kg の VANGUARD「Abeo 323AB」。価格は 2 万弱。これが一番安い。しかし 4/10 から開始される、雲台プレゼントキャンペーンを待っていたら、あっさり売れてしまった。その後の価格が 3 万円になったから、もう買う気はない。

こうなったら一回りほど性能を下げてみるか。脚径 28mm、耐過重 7kg ほどの VANGUARD の「Abeo 283」系や「Auctus Plus 283AT」なら \22,000 ~ \25,000 で購入できる。

が、たけーよ。

こうなってくると考え方も変わってきて、どうせなら持ち運びが楽な軽い方がいいかも、とか、ローポジションに対応してるのがいいのかも、と妙な方向にずれ出していく。

しかし最後には、「やっぱりゴツイ方がいい」と一回りできた。たぶん、必要最小限の三脚を持っているから流されなかったのだろう。いくら持ち運びが便利ったって、三脚はセッティングが面倒だし、普通の旅行には一脚くらいしか持って行かないし。コンパクトなものは持っているし、三脚を集める趣味はない。

その後、耐過重 10 kg 以上のジャンルでたまたま見つけた SLIK PRO700DX III。通常 \22,000 程度のところ、お値段なんと \12,420。棚ズレ品だから安くなっているw

雲台も揃ったので、とりあえず三脚の見込みは立った ※1

※1 ディープな人たちは三脚と雲台を別に買う。どんだけ……

次は撮影方法を調べ、実際に撮影し、デジタル処理をするだけであるが、 K-01 を購入してから天候不順で星空が消えてしまった。これもマーフィーズゴースト(ナツカシス……)の法則か。とりあえず忘れないように撮影方法だけ書いておくかな。

星野撮影

1. どんな写真か

・ 星の軌跡が同心円状に描かれて、地平線付近の風景が写ったようなやつ

2. どんな機材を使うか
種類 製品
カメラ PENTAX K-01
レンズ PENTAX DA40mm F2.8XS
三脚 SLIK PRO700DX III
3. どういう撮影方法か

・ マニュアル: F5.6/30s/ISO6400
・ インターバル撮影 1s 999 枚

現場で露出時間を確認しつつ、だいたいこんなもんかな?

Updated: 2015/7/29 水曜日 — 11:30:53

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